協会概要
代表理事 根岸拓哉
設立年月 平成30年11月
本部 群馬県伊勢崎市国定町1丁目1020
事業内容
1.食品の企画、開発及び販売
2.食品の卸売り
3.インターネット・カタログによる通信販売
4.セミナー、講演会、イベント、交流会等の企画、運営及び開催
5.研修及びコンサルティング
6.販売促進及び営業支援
7.その他関連業務
設立の経緯
私たちは、日本国内をはじめ先進諸国で問題視されている人々の肥満やメタボリックシンドロームに関連して、赤身肉を積極的に摂取することでダイエット効果があり、健康維持に関与する事実を専門医師から「健康の秘訣は肉食」という概念を学び、実際、私たち自身でも確認をしました。
当団体のグループ会社には、400頭以上和牛の生産と肥育を行っている牧場があります。
その牧場で育てられた和牛や国産牛の赤身肉を、直接、日本の国民の皆様にお届けして、皆様の健康維持にお役に立ちたいと願っております。
和牛の生産と普及についての私の想い
「お年寄りにも和牛を食べて欲しい」
そんな想いから、始まりました。
いま、多くの消費者が、脂分の多い和牛肉を徐々に求めなくなってきています。
それは以下の2つの状況の変化からです。
まず、和牛の霜降りを入れる能力の目覚ましい進歩により、以前に比べて格段に霜降り肉が生産しやすくなってきたことで、世の中に出回る和牛肉の脂肪含有量が、これまでよりも多くなったことです。
加えて、『脂肪の融点』や『熟成による旨味』といった、霜降り度合い以外の訴求点も生まれてきました。
次に、健康や美容に価値を見出す人が増えてきたことです。
現在の赤身肉ブーム、健康志向ブームに準じている牛肉と言えば、外国産のオージービーフなどが知られていますが、和牛にも赤身肉は存在しており、特に経産和牛は、知る人ぞ知る素晴らしい旨みを持っています。
これまで和牛の経産肥育は、単に安価な和牛肉の生産方法に過ぎませんでした。
ですがこうした流れを受けて、私は経産和牛の赤身肉が、皆様に味わって頂く価値があり、新しいニーズにマッチするポテンシャルを持っていると確信しております。
それは例えば、老人ホームで暮らす高齢者の方々や、
ダイエットや健康美容に価値を見出している方々にも、安心して味わっていただける、私たちからの新しい提案です。
そして国内はもちろん、海外の方にも、赤身肉の新しいオプションとして提案することが十分に可能だとも感じています。
これまで日の目を見ることのなかった経産和牛が、
こうした時代の要請を受けて世の注目を浴びるようになる。
畜産の中で最も生産性の悪い肉牛業界において、
なかでも最も管理の難易度が高い和牛繁殖農家方々にとって、私たちの活動が福音となることを、心より願っております。
基礎知識
和牛と国産牛について
日本で主に販売されている牛肉は、「和牛」「国産牛」「輸入牛」の3つに分類されます。
和牛は品種、国産牛は産地を表していますので、「国産牛」=「和牛」ではありません。
和牛とは
「和牛」と表示できる牛は4種類の限られた品種とその交配種で、日本国内で出生し生育されたものに限られています。 黒毛和種、褐色和種、日本短角種、無角和種。ほかの品種で和牛を使うことは禁止されています。
国産牛とは
「国産牛」とは、日本国内での飼育期間が他の地域よりも長い牛のことです。
産地や品種に関わらず、日本で飼育された期間が最も長く、日本国内で食肉用に加工された牛(精肉したもの)は「国産牛」と 表示されます。国内で精肉・加工品として使われている牛は、半分以上の割合でホルスタインとなり、その生産量の多さから国産牛とは、主にホルスタイン種を指しているといいます。
和牛と乳牛の交配種、交雑種、F1、乳用種
国産和牛とは
上記の通り、国産牛と和牛の区別は明確です。
しかしながら、国内で流通しているものの中には「国産和牛」と称しているものがありますが、
私たち専門家の立場から言うと、どんなものかはよく分かりません。正しい名称とは言いづらいネーミングになっています。
牛赤身肉とは
脂肪が少ない赤ぽい色をした牛肉。
低カロリー・低脂質・高たんぱくの優秀食材!
ダイエット中には、肥満のもとになりやすい糖質や脂質の摂取は抑えて、筋肉のもとになるたんぱく質はしっかり摂取すること。
お肉の中でも赤身肉は、特にダイエット向きの栄養バランスなんです。
赤身肉に豊富に含まれる「L-カルニチン」は、脂質の代謝に欠かせない栄養素です。脂質の代謝とは、脂質がエネルギーに変換されること。
脂質の代謝は細胞のミトコンドリア内で行われています。脂質は体内に入るとまず脂肪酸に分解され、L-カルニチンのサポートによりミトコンドリア内に運ばれます。
つまり、L-カルニチンを摂取することによって脂肪の代謝がスムーズに行われるようになり、体脂肪として蓄積されにくくなるのです。
L-カルニチンの含有量は、赤身の部分が多いほどたくさん含まれていると言われています。肉類の中では、牛肉が最も多く含まれ、次に豚肉、鶏肉と続きます。